水素ガス免疫療法-がん治療の免疫革命【第2回】
■配信内容
くまもと免疫統合医療クリニック 院長 赤木純児による
第2回 「水素ガス免疫療法 」の取材動画になります。
併せて、本編の会話の内容も掲載いたします。
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水素ガスについて
林記者:くまもと免疫統合医療クリニックの赤木純二院長のお話を聞いていただきたいと。先生、今日はよろしくお願いします。
赤木院長:よろしくお願いします。
林記者:先生が使われているのは水素ガスと言われているものなんですよね。
使われているのは先生の本にも書いていらっしゃるヘリックスと言う会社の、そのヘリックスという会社の水素ガスは何がいいんですか?やっぱり量とかですか?
赤木院長:そうですね。一番国内の水素ガスの機械で発生が一番多いですよね。
一番多いのがこの機械なので今これを使っています。
林記者:それを使うとどれぐらいの期間と時間というのはどんな感じなんですか?
赤木院長:これは経験則なんですけど、
だいたい進行がんの患者さんがやっぱり3時間くらいですね。
林記者:なるほど。
赤木院長:期間は長く使ったほうがいいと思いますね。
水素の働きとは
林記者:水素ガス、具体的に水素の部分なんですけど、先生が思われる水素というのはどうゆう働きと言いますか。
赤木院長:水素はですね、一番知られているのは活性酸素の中でも悪さをするヒドロキシラジカルを除いて、それの一つががんの環境を改善していると思うんですよね。
サイクルが回りやすくするようにしていると思うんですよ。
もう一つはミトコンドリア活性化作用があるんですよね。
林記者:ミトコンドリアというのはいわゆる細胞の発電所と言いますか。
赤木院長:そこにT細胞が、そうなんですよね。
ミトコンドリアからエネルギーをチャージしているので、それががんの患者さんではどういうわけかそのミトコンドリアがヘタっているんですよ。
林記者:要は疲弊していると。疲れ切っていると。
赤木院長:だからT細胞も元気が無いんですよね。
こういう元気がないT細胞にはオプシーボを使っても効かないんです。
樹状細胞もミトコンドリアで活性化しているんです。
だからサイクルも回るし、T細胞も元気になるし、オプシーボがすごく効きやすくなる。
林記者:その2割から3割だったものが、
赤木院長:どえらく上がる。7割8割に上がる。これ推定ですよまだ。
検証したわけではないので。
林記者:この本にある赤木メソッドですね。
赤木院長・林記者:ハハハハハハハ
水素を利用されるきっかけは?
林記者:この水素のきっかけって何だったんですか?
赤木院長:それはやっぱりそういう症例があったという事ですよね。
水素とオプジーボを併用した症例で結果が出たということで、そこから入っていってなぜだろうと言うところに行ったわけですよね。
赤木院長:本にも載せてますけども、乳がんの患者さんで、骨にも転移してて、肝臓にも転移してて、最後はこの首のリンパ節に転移して、こんな腫れて来られたんですよね。
それで入院されたんですけど、もう本当にもう末期の末期の患者さんで、他に何もすることは治療法はなかったんですよね。
ほんとそれこそ抗がん剤も使い果たしているし、いろんなものを使い果たして何もない段階だったんです。
たまたまその時に水素の機械があったんですよ。
林記者:たまたま?
赤木院長:たまたまヘリックスの機械を置いてくれていて、使ってくださいという事で置いてあったので、結果期待してないですけど、使ってみたんですけど、そうしたら本当に効いたんですよね。リンパ線がスッとひいたんですよ。こんなに腫れてたやつがスッと。
林記者:どれぐらいでですか?
赤木院長:2週間。そして腫瘍マーカーもスッと下がったんですよ。
それまで全然下がらなかった腫瘍マーカーが、右肩上がりだった人が水素を使い始めるとスゥーっと下がったんです。
林記者:それと同時に見た目も数値も下がっていったと。
赤木院長:退院できるくらい元気になったんですよね。
林記者:どんなお気持ちだったんですか?
赤木院長:すぐヘリックスに電話しましたよ。効きましたって(笑)
水素はPD-1に影響しているのでは?
林記者:そこからいわゆる水素ガスが栄養がいいんじゃないかという。
赤木院長:そうですね。何で効くかという事ですけど。
その時免疫の採血をやってて、PD-1を測定していたんですよね。
赤木院長:PD-1というのは本庶先生が発見された、免疫のブレーキの物質、それが出ると攻撃できなくなる。水素をやるとグッと引っ込むんですよ。
でT細胞が敵だ、という認識をして攻撃できるように多分なるんだろうと思うんですよね。
赤木院長:正常では引っ込んだりでたりしてるんですよね。
あんまり免疫がいきすぎないようにキュッと出るんです。
そしたら免疫がストップするんです。
行き過ぎると、行き過ぎもよくないんですよね、生態にとっては。
だから行き過ぎるようになると出て、攻撃する時はスッと引っ込んで、ある程度攻撃が進めばパッと出てストップするんですよね。
それが正常のコントロールなんです。
赤木院長:最近来られる方では、頭頸部がんでこんな腫れた女の方ですけど。
林記者:おいくつの方ですか?
赤木院長:まだ40代の方なんですけど、こんな腫れてそれが恥ずかしいっていう事を言われて、目も開かないぐらい。もう何もなければもこのまま亡くなるしかないと。
こうなって。どんどん大きくなります。だから死に方も悲惨ですよね。
どんどんそれが止めることができなければね。
赤木院長:それらをオプシーボと水素をやり始めて段々とが小さくなっていくと。
目が開くようになってきたんですよ。
林記者:どれぐらいの期間ですか?それは。
赤木院長:それは1ヶ月2ヶ月です。
赤木院長:1日やっぱり3時間以上。その人は結構吸っています。
6、7時間は吸っていますね。オプシーボを併用して。
林記者:だいぶ小さくなってきたと?
赤木院長:だいぶ小さくなってます。
林記者:今どんなことを言われていますか?
赤木院長:本当に喜んでおられますね。
林記者:目に見えて分かりますもんね。
赤木院長:毎日ずっと写真撮ってもらってるんですよ。
ご主人が喜んで写真を撮っておられるんですよ。
林記者:ご主人も嬉しいでしょうね。先生はいまだに驚かれること多いんじゃないですか?
赤木院長:本当そうなんですよ。本当に奇跡的なことがもう結構奇跡的じゃないくらいの頻度で起こってきてるんですよね。これがやっぱり免疫の力。だろうと思うんですよね。
最終的にはね。それに水素がすごく貢献していると。
がん難民が増えている現状
林記者:70万人?
赤木院長:だんだん増えているんですよ。
がんの死亡も増えるにつれて、がん難民が増えているんですよ。
林記者:どうしていいのか分からないと。
赤木院長:標準治療から見放された人ですよ。
標準治療とことんやって、これ以上治療がありません。後は自由に生きてください。
林記者:いわゆる緩和ケア?
赤木院長:緩和ケアか、後はもう自由に生きていいですよー、みたいな。
好きな事してください、と。これほど無残なことはないと思う。治療はないですから。
赤木院長:まぁ是非そういう方達とお話したいですよね。可能性はあるんですよ、絶対!何とかどんどん救っていきたいというのがモチベーションになって、色んなものを試していったという中に、水素があったんですけど。
夢の薬「オプシーボ」が本当になりつつある
林記者:前回、オプシーボのお話しがあって、いわゆるすい臓がんの方が特に末期の方とかが今かなり。
赤木院長:改善されてますね。自分でもびっくりするぐらい改善しています。本当に自分でも奇跡じゃないかなと思うぐらいのやつが、びっくりするくらいの症例が結構出ています。
赤木院長:元々オプシーボのね、謳い文句は末期がんでも治ります。
夢の薬です、ということだったんで。
それがちょっとなりつつあるんじゃないかなと、思うんですよね。
赤木院長:標準治療をやってる先生はですね、やっぱり効かないって印象があるんですよ。オプシーボが効かないっていう。だって抗がん剤使った状態で免疫をズタズタにして、オプシーボ使っても効かないですよ。だからそういう使い方しかしてないんだから、みんな標準治療してる先生がオプシーボをあんまりいい印象をもってないんですよ。だからそこが全然違うんですよ。
林記者:お弟子さんが増える感じ?
赤木院長:それはもう本当に望んでます(笑)
林記者:ほんとですよねー。楽しみですね。希望が見えてきますし、先生の後ろにと言いますか、ついていらっしゃるのがやっぱり患者さん、希望を捨てない。
赤木院長:希望を捨てない。
林記者:ずっと希望を与えているのが、赤木先生ですねー。
赤木院長:救われた時のね、改善する時の顔がやっぱりね、一番嬉しいですよね。
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次回予告
林記者:前回のお話で、末端の7ステップ全部終わった後のオプシーボの話だったじゃないですか。で今回水素で2ステップ目からなんなら6ステップ7ステップまでですよね。
ここを水素で底上げする。レベルアップさせる。元気にさせる。
林記者:他にも色んな事をやってらっしゃったりするんですか?
赤木院長:これから始めようと思っているのは光免疫治療ですね。これはがんを特異的に殺す方法なんですね。
林記者:またぁー。先生、すいません、今日はここまでです。
赤木院長:(笑)
林記者:光免疫療法だけで多分、タイムオーバーです。
赤木院長・林記者:ハハハハハハハ
他の治療方法について
林記者:ここからも色んな治療方法というのは試されてるんですか?
赤木院長:そうですね、ハイパーサーミアって言う温熱療法。
林記者:温熱療法ですとか。
赤木院長:それと高濃度ビタミンC。
林記者:みなさんよくご存じだと思うんですが。はい。
赤木院長:それとサプリ、ハーブみたいなサプリ。
林記者:サプリもあるんですか?
赤木院長:サプリもあります。
赤木院長:後は漢方薬を使う。
林記者:漢方薬も!
赤木院長:全て免疫に繋がりますね。
林記者:なるほど。そういうのを色々併せもって、先程お話されたような光免疫療法という。
赤木院長:ファーストステップをたたけるやつが重要なので。
林記者:なるほど。
林記者:じゃあまとめて次行きましょう。今日は、ありがとうございました。
赤木院長・林記者:ハハハハハハハ
林記者:ということで、くまもと免疫統合医療クリニックの赤木純二院長にお話いただきました。
赤木院長・林記者:ありがとうございました。
林記者:本当に希望が持てますねー。本当にありがとうございました。