【動画】がん治療の免疫革命 第1回 オプジーボとがん免疫サイクル


 

併せて、本編の会話の内容も掲載いたします
 

Section 1 がん細胞とは


 

林記者:今日はくまもと免疫統合医療クリニックの赤木純児院長のお話を聞いて頂きたいと思っております。
 

赤木院長:がん細胞というのは、コロナと一緒で顔をどんどん変えて、
強くなっていく、抵抗を持っていくんですよね。
 
だから今やってる治療に抵抗性のやつが残って、
それがまた、コロナの変異株みたいなもの。
 
それがどんどん出てきて、
それに対して、またやったら、
 
その変異株が減っていくと、また別の変異株が出てきて、
だからずっとこう(がん細胞とは)戦いなんですよね。
 

林記者:だから「がん」も進化というか、彼らも生命体だから
 

赤木院長:ウイルスと似てますよね。
 

林記者:死にたくないというかなんといいますか
 

赤木院長:生き延びるために。
 

林記者:先生のくまもと免疫統合医療クリニックなんですけど、患者さんは「末期がん」が多い?
 
お問い合わせはその中で一番多いですか?

 

赤木院長:そうですね。ほとんど「末期がん」ですね。
ステージ4の人がほとんど。
 
しかも他の病院でいろんな治療をやってきて、
それがダメになった人が多いですね。
 
ステージ4でも治療をしつくした人、多いですね。
 

林記者:それこそ色々な「がん」があると思うんですけど、
「大腸がん」とか、一般的に多いというんですかね、「胃がん」とか、「子宮がん」ですとか、「甲状腺がん」ですとか、色々な「がん」がありますね。

 

赤木院長:最近多いのが「すい臓がん」ですね。
 

林記者:「すい臓がん」って一般的には、なかなか難しいというか。
 

赤木院長:難しいですね。一番難しい「がん」の一つなんですよね。
治りにくい「がん」です。
 

林記者:ちなみに、なぜ「すい臓がん」が、難しいというのはありますか?
 

赤木院長:そうですね。「すい臓がん」の性質自体が非常に広がりやすいよね。
バーっと広がりやすいし、
 
「すい臓」自体が血流が少ないところなんですよ。
免疫の監視が効きにくいところではあるんですよね。
 

林記者:一つは免疫が効きにくい。
 

赤木院長:免疫から遠いところというか、
なかなか免疫の目が届かないところではあります。
 

林記者:やっぱり厳しいけれども、多いですよね?
赤木院長:多いですよね。
 

特にこの本に「すい臓がん」の治療の事をいくつか載せています。
この本に載せてから「すい臓がん」の人たちが結構、来るようになりましたね。
 

Section 2オプジーボとは


 

林記者:その免疫の部分なんですけど、いろんな「がん」の治療、
「すい臓がん」が一番多いという事なんですけが、
そこでも有効に働いて、
僕は赤木先生のご本を読ませていただいたイメージでいくと、
 
世間の方はオプジーボという事になり、オプジーボを積極的に使ってらっしゃるという事ですか?

 

赤木院長:そうですね。
 

林記者:たぶんオプジーボというものが何なのと、
多くの方が、もしかすると、お薬なので、
抗がん剤治療の似たような感じかなと、
思ってらっしゃる方も多いと思うのですが、
実際オプジーボというのはどんなお薬なんですか?

 

赤木院長:オプジーボとは、抗体なんですよね。
抗がん剤抗体なんですよ。
 
あるPD-1という抗原に対する抗体なんですよね。
 

林記者:抗体というのはどういうものになりますか?
 

赤木院長:ワクチンというか、コロナウイルスにかかると、
コロナウイルスに対して治る時は抗体が出来てくるんです。
コロナを抑えるような物質ですね。
 
それができるとコロナが抑えられる。
 

林記者:オプジーボというのは抗体を作るといいますか、抗体自体?
赤木院長:抗体なんですよね。
 

林記者:それは全く抗がん剤とは全く違うんですか?
赤木院長:全然違います。
 

林記者:実際そのオプジーボというのが取り沙汰されていますが、
それでもノーベル賞の本庶佑先生が作られたんですが、
なかなかそこから抗がん剤が効いているといいますか、
それから「がん」患者さんが減ってていかないというのは?

 

赤木院長:オプジーボが出た時はですね、
ほんとに夢の薬と言われてたんですよね。
 
「末期がん」でも治る夢の薬と言われたんです。
 
僕も最初出た時は本当に夢の薬と思って、
最初に使ったのは「肺がん」の末期の患者さんで、
 
本当にこの人が治るんじゃないかなっていう、
ワクワクしながら使ったんですけど、
 
ほとんど(オプジーボの)効果はなかったんですね。
 

その次使った人も、
はやり末期の「肺がん」だったと思うんですけど、
「肺がん」なら保険が通ったので、
 
使ったんですけど、やっぱりね(オプジーボの)効果なかったんです。
だからちょっと落胆した感じ。
 

本当にこの薬を使えば末期の人が蘇る、
生き返るんじゃないかなと思って、
ワクワクしながら使ったんですが、
 
全然そうではなかったんですよね。
 

林記者:そこで普通のお医者さんと言ったらアレですけど、
『なかなか効かないじゃないか』とか、
『夢の薬ってなんでやねん』で
そこで終わっちゃうって思うんですけど、
そこで赤木先生はそのまま進めていくんですよね。

 

赤木院長:その辺がちょっと忘れたんですけど、
たまたま水素を使ってる人にオプジーボを使ったら効果が出たんですよね。
 
でも最初は気づかなかったんですけど、
この人何で効果があるのかな、
 

もしかして水素かな、
という事に気づいたんですよね。
 

Section 3免疫の7つサイクルとは


 

林記者:そもそもですね。
先ほど免疫というキーワードが出たと思うんですけど、
 
オプジーボ自体を使い方というか、
そういうものでポイントというのはあるんですか?

 

そうですね。
免疫を上げれば上げるほど、
生体っていうのは免疫をブレーキをかけてくるんですよね。
 
だから上げれば上げるほど、「免疫」が効かなくなるんですよ。
逆に言えば。
 
最後にやっぱりそのブレーキ外してあげないと、
免疫が本当に効かないですよね。
 

林記者:ということは一番最初にお話されたように、
もともと抗がん剤で、
それこそいろんな治療をされた方、
「末期がん」の方でいろんな治療された方が患者さんとして
お越しになられますから、
その免疫というのはかなり弱っている?

 

赤木院長:そうですね。免疫は弱っている状態ですね。
 

林記者:僕がお聞きしたのはですね。免疫にもサイクルというか、
よくそこを重要視されてらっしゃいますよね。
そのサイクルを教えて頂けますか?

 

赤木院長:サイクルはですね
「がん免疫サイクル」というサイクルなんですけど、
 
最終的にはキラーT細胞というのが、
誘導されるためのサイクルなんですよね。
 

7つのステップがあって、
(林記者:7つのステップ)
 

まず第1ステップが「がん細胞」を壊されるんですよね。
 

「がん細胞」が壊されて、
壊された「がん細胞」の破片を
樹状(じゅじょう)細胞が取り込んで、
 

林記者:樹状細胞というのは?
 

抗原提示細胞といって、リンパを教育する教育係ですね。
それが「がん」はこういうものだという風に、

教えるために、「がん」の情報を取り入れるわけです。

それが「がん」が壊された破片を取り入れて、
これが「がん」だよってのを教える。
 

林記者:樹状細胞が教える。
T細胞が、これが「がん」なんだ、ということを覚えて、
というのがステップ3ですね。
T細胞はその「がん」対して攻撃をしてくれる。

 

それが血流に流れていくのが4のステップ。
 

5のステップはその流れていったところで、
 

「がん」がこの浸潤(しんじゅん)していく。
血管から出て、
 
血管から出て、T細胞が「がん」の周囲によっていく。
 
それが5のステップ。
 

6のステップが、「がん細胞」を認識する。
 

7(のステップ)が攻撃する。
 

だから非常に細いですよね。
 

林記者:ちゃんと認識をして教育をして、
まず壊された破片があって、
 
それを「これががんだよ!」と認識をさせて、
教育をするわけですよね。
 
そこでキラーT細胞が認識できるようになり
血液にのって流れていって、
 
「がん」の方向に向かっていって、がんを認識して

 

赤木院長:最後は「がん」を攻撃する段階なんですよね。
そこで効くのがオプジーボなんですよね。
 

林記者:7つのステップ全部クリアをしてから
 

赤木院長:それから初めてオプジーボが効くようになるというか、
キラーT細胞が誘導されて、
最後それにブレーキをかけるのがあるんですよね。
 

PD-1というですね。
 

林記者:PD-1ってなんですか?
 

赤木院長:PD-1っていうのは『免疫チェックポイント分子』といって、
T細胞にブレーキをかける分子。
 
「がん細胞」とT細胞が結合した時に、ブレーキをかける分子。
 
『攻撃するな!』というね。
 
俺は味方だから『攻撃するな!』っていう風に見せる。
 

林記者:もともと「がん」も、自分の細胞ですものね?
 

赤木院長:そうです。
 

林記者:ですから、はじめは自分の仲間だと、
キラーT細胞自体も相手が敵だと認識ができない。
つまりブレーキがかかってるという状況ですよね。

 

赤木院長:このPD-1を見せることで、
これは味方だということになるんですよね。
 
そうすると攻撃できないというか、しなくなるんですよね。
 
敵じゃないから・・・
そのブレーキを外すのがオプジーボなんですよね。
 

小林記者:ずーっと免疫サイクルが最後、攻撃、認識される。
 

赤木院長:最後の最後ですね。
働くのがオプジーボなんですよね。
 
だからオプジーボが効く為には7つのステップが全部、
うまくクリアされてないとオプジーボが効かないですよね。
 

Section 4オプジーボが2~3割しか効かない理由


 

林記者:最初の段階では分からなかったということですよね?
 

赤木院長:そうですね。分からなかったですね。
最初はね。
 
それが7つの段階をちゃんと活性化されてる人(がん患者)は
 
「がん患者」さんの2~3割しかいない。
 

林記者:なぜ2~3割?
 

赤木院長:オプジーボが2~3割しか効かないからですよ。
 

オプジーボだけ投与したら、
効果があるのは、2~3割しかいないんですよ。
 

林記者:だから(動画の)初めに
おっしゃっていた夢の薬というふうに(多くの)お医者さんが思ったと思うんですよ。

 

赤木院長:結局、2~3割しか効かない。
70%~80%は効かないんですよ。
 

林記者:ちなみにですね、抗がん剤というのは一般的にですね
がんの治療法ていうのは3つほどなんですよね。
手術というものと、
 
放射線と抗がん剤ですね。
 
抗がん剤というのは、先生は、
どれぐらいの効果があると思われますか?

 

赤木院長:抗がん剤は、量が問題だと思うんですよね。
 
抗がん剤自体が毒ですので。
昔から薬というのは、
 
たくさん使えば毒になるし、
少量使うと良薬になるという風に、
言われるんですよね。どんな薬でも。
 
特に抗がん剤は、もともと毒なので、
大量に使うとやっぱり毒なんですよ。
 
これを少量使うとすごく良い薬になる。
 

林記者:やっぱり量の問題?
 

赤木院長:量の問題で、僕が抗がん剤使うのは、
さっきの7つのステップの中のファーストステップ。
 

「がん」を壊す、という事ですね。
 

たくさん壊す必要はないんですよ。
少量でいい。
 

林記者:要は、次の樹状細胞が『これがあなたの敵だよ』
 

赤木院長:というのを渡すだけでいいので、
たくさん壊す必要はない。
 

林記者:これ気づかれたのって何きっかけなんですか?
 

赤木院長:それはやっぱ長い経験と考えながら色々しながら。
少量でも抗がん剤は効くというかの一つありますよね。
 
大量に使わなくても、少量使っても抗がん剤は効くんですよ。
 
『それは何だろうな?』というところから入っていくと、
そうじゃないんじゃないかな。
 
最終的には免疫が働いているから効くんだと。
 
抗がん剤がたくさん壊すから効くんじゃなくて、
抗がん剤がちょこっと壊してあげれば、
あとは免疫が働いて効くんですよね。
 

林記者:ある意味だから、サンプル採取でいいよね。
 

赤木院長:サンプル採取でいいですよ。
 

林記者:7つのがん免疫サイクルを、
回してあげるっていう事が大事なんですね。

 
そのうち今度は免疫自体が「がん」を認識できますから、
こう回っていくことによって相乗効果が生まれていく、ということですよね。
 
もの凄く考えていらっしゃるなという凄く分かります。
先生がずっと悩み続けてらっしゃるというか。

 

赤木院長:だから最初の入口はやっぱり、
少量の抗がん剤が何で効くのかな、
 
というところだったと思います。
今思えばね。
 
何で少量で効くんだっていう。
思うじゃないですか?
 
少量で効いた人がいっぱいいたんですよ。
まだオプジーボも使わない前の段階ですね。
 
その時は少量を使ってたんですけど、
それがでもよく効くんですよね。
 
だからそれを紐解いてくると、
そこに辿り着いたという事ですね。
 
少量でもいいんだと。
 
それはなぜかというと後は免疫が、
働いてくれるからだ、
ということになるんだろうと思うんですよね。
 

林記者:抗がん剤だけではなくて、
(動画を)見られている方はビックリされると思いますよね。
とりあえず大量に飲めば効くんじゃないかって。

 

赤木院長:大量はいらないんですよ。
むしろ毒ですからね。
 

林記者:よくお守りみたいにたくさん薬を貰う方とか、
結構いらっしゃると聞くんですけど、
逆に少量の方が効く場合があると。

 

赤木院長:薬は何でもね、少量の方が効く。
昔からのことわざですよね。
大量に使えば毒になるし、
少量を使えば薬になると。
 
いわゆる毒でもそうですね。
毒でも少量使えば、すごい良いワクチンになるんですよ。
 
それは免疫を上げるワクチンになる。
 
本当は毒なんですよ。
 
大量にやればコロナになるやつを少量投与することで、
ワクチン、免疫を活性化しているという。
 
それと同じ考えですよね。
 

林記者:ですからそれもサイクルですよね。
認識させてっていうのは最初の抗体を認識できて、
それを攻撃対象なんだっていう、その場所に行って戦うと。

 

赤木院長:コロナの場合はワクチンを打つのが、
ステップ1になるんだろうと思うんですけどね。
 

林記者:なるほど、意図的にそれを意識させるというような形ですね。
 
赤木院長:これはね、オプジーボの話だけでなくてですね。
もちろんこれは今コロナで、
皆さんがご不安になってらっしゃるところでもあるので、
少量、適量がいいと。
 

やっぱり気になるのは冒頭のお話に戻ってしまうんですが、
一番始めに免疫が大量に抗がん剤を投与されて、
かなり(免疫が)弱っている。
 

赤木院長:そうですね。
 

林記者:まずここにのせないといけないんですよね?
サイクル、免疫を活性化させるといいますか、
ていうところに戻してあげる、
というところがすごく必要になってくると思うんですけども、
そこで必要なのが、水素!

 

Section 5 水素とは


 

水素ですね。
 

水素は本当に一番いい方法ですね。
免疫を上げる一番いい方法で。
 

林記者:先生!今回はここまでです。
 
聞きたいんですけど、水素ね。
水素だけで、またこれだけで、ボリュームが多くなってしまいますよね?
なので今日見ていらっしゃる方、次回!
 
先生には水素の事を中心に、
ここがポイントになってくると思うんですよね。
やっぱりいろんな今おっしゃった「すい臓がん」であるとか、
最初の「肺がん」であるとか、
いろんな「がん」があるんですけど、
 
何かしら治療をされてから、
ここに来られる方も多々いらっしゃると思うんで、
まずはそのサイクルをオプジーボを使う前の段階で、
水素がかなり良いと。
 
ということでまあ次回。
お楽しみにしていただければと。
 
今日はですね。
くまもと免疫統合医療クリニックの院長の赤木純児先生にお話しいただきました。

 

ありがとうございました。

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