悪玉キラーT細胞と善玉キラーT細胞

前回、善玉キラーT細胞と悪玉キラーT細胞のお話をしました。この善玉キラーT細胞と悪玉キラーT細胞は強い逆相関関係にあります、例えば善玉キラーT細胞が増えれば悪玉キラーT細胞は減少し、逆に善玉キラーT細胞が減ると悪玉キラーT細胞が増加します。この2つの細胞は増えたり減ったりしながら、免疫を調節していると考えられます。しかし、このダイナミックな動きが失われて、例えば、悪玉キラーT細胞が増加して善玉キラーT細胞が減少した状態が続けば、ガンになりやすくなりますし、逆に悪玉キラーT細胞が減少して善玉キラーT細胞が増加した状態が続けば自己免疫性疾患になりやすくなります。免疫を正常に保つためには、この2つの細胞は常に動いていなくてはならないのです。このダイナミックな動きが失われたときに病気になりやすくなります。水素ガスはこのダイナミックな動きを回復してくれるのだと考えられます。このダイナミックな動きが回復すれば、オプジーボも効きやすくなります。

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