コラム

オプジーボを効かせるために

オプジーボは通常の使い方をすれば、20~30%の患者さんにしか効果を発揮しません。オプジーボがもっとも効く状況というのは、活性化されたキラーT細胞ががん細胞の周囲にたくさん集結しているときです。そういう状況を作るためには、7つの関門をくぐり抜けなければなりません。第1関門は、がん細胞が効率的に破壊されることです、この効率的という言葉には深い意味があります、決して免疫を破壊するほどに大量のがん細胞破壊は必要ないのです、あくまで免疫を賦活するのに必要十分の量でいいのです。この破壊されたがん細胞が樹状細胞に取り込まれて(第2関門)、がん抗原を提示した樹状細胞がT細胞をがん細胞を認識できるように教育します(第3関門)。この教育されたT細胞が血流に乗ってがん組織まで運ばれ(第4関門)、がん細胞周囲まで浸潤します(第5関門)。そして、がん細胞を認識して(第6関門)、がん細胞を攻撃します(第7関門)。この第7関門で初めてオプジーボが効果を発揮します。したがって、この7つの関門のうち、ひとつでも突破できなければオプジーボは効かないことになります。この7つの関門をすべて突破できる患者さんは通常何もしなければ20~30%しか存在しません。

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